KK Generationが名古屋市上下水道局と進める、AIを活用した上下水道管設計データの照査業務の効率化に関する実証プロジェクトが、このたび上下水道・建設分野の専門紙4媒体に掲載されました。
本プロジェクトは、名古屋市の先進技術社会実証支援事業「Hatch Technology NAGOYA」の一環として実施されているもので、名古屋市上下水道局 配水設計課・下水設計課と株式会社KK Generationが連携し、上下水道管の設計図面や設計書の照査業務の効率化に取り組んでいます。名古屋市の公表資料では、上下水道管の老朽化に伴う更新工事の増加や、限られた人数で業務品質を維持する必要性を背景に、設計データの照査業務を効率化する実証プロジェクトとして位置づけられています。
KK Generationは、もともと日本の建設図面数万枚を学習させた独自AIモデルを基盤に、上下水道用の図面の読み取りや設計図面と設計書の整合性チェックができるよう機能拡張を行いました。名古屋市の説明資料によれば、今回の実証では水道10項目、下水10項目に絞って開発を進め、現時点では図面や書類データをアップロードすることで整合性をチェックできる段階まで進んでいます。
また、実証結果として、設計書と図面の整合性確認に関する基本的な9項目の検証では、熟練職員が目視で約350秒かかっていた照合作業が、開発したAIモデルでは約35秒で完了した事例が確認されました。さらに、文字情報が埋め込まれたデジタル図面では、AIが高い精度で情報を読み取れることも示されています。
今回の取組は、2026年2月27日に名古屋市が開催したメディア向け説明会を受け、以下の専門媒体で紹介されました。説明会は名古屋市役所西庁舎で開催され、実証プロジェクトの概要、使用技術、成果などが説明されています。
【掲載媒体】
・日本水道新聞 電子版(2026年3月2日)
「設計の照査効率化検証 名古屋市・KKG、独自AIモデルで」
・建通新聞 電子版
「名市上下水道局 管路工事の設計図書照査でAI活用」
・日刊建設工業新聞
「名古屋市上下水道局/AIで上下水道管データ照査効率化/庁内公募プロジェクトに採択」
・建設通信新聞Digital(2026年3月3日)
「上下水道管設計照査/AI活用で効率化/名古屋市が実証プロジェクトの説明会」
なお、本プロジェクトは、Hatch Technology NAGOYAの成果発表会においても公共インフラ分野の実証プロジェクトとして掲載されています。
KK Generationは今後も、建設・インフラ領域における図面理解AIの社会実装を通じて、設計・照査・積算・検索といった実務の高度化と効率化に取り組んでまいります。